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声優/アニソンレビュー&CDデータ語り  

『IDOLY PRIDE』で光った日向もかの今後が楽しみ。[2021年冬アニメ視聴録]

2021年05月15日 15:53 更新                  
カテゴリ: [アニメレビュー]

視聴アニメリスト

  1. ヒーリングっど♥プリキュア (39~45話)
  2. SHOW BY ROCK!! STARS!!
  3. ゆるキャン△ SEASON2
  4. ドラゴンクエスト ダイの大冒険 (14~25話)
  5. IDOLY PRIDE
  6. 八十亀ちゃんかんさつにっき 3さつめ
  7. ホリミヤ
  8. 映画ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!

視聴断念

  1. ワンダーエッグ・プライオリティ

クール総括

  1. MVP
  2. ベスト・アニソン
  3. ベスト・アクター

各話評価

今回から話数を左寄せにしました。

クリックで原寸表示します。

ヒーリングっど♥プリキュア (39~45話)

視聴メディア:TVer

 ビョーゲンキングダムに乗り込んでから最終回まで。キャラデザもストーリーも非常に好感の持てる作品ではありました。が、終盤でちょっと引っかかるものがあったことも事実。

 一番賛否が別れたであろうダルイゼンを助けなかったことについては、「決して非難はできないけれど、かと言って称賛することでもない」と考えています。簡単に言うと、のどかは現実的で、ごく普通の選択をしたのです。自分の身を守るのは当たり前だけど、自己犠牲を尊ぶ価値観で生きていると、罪悪感に苦しむことにもなる。視聴者である子供たちの将来を、そういう感覚から守ったとも言えるのですが、個人的には、反省のチャンスを与えても良かったのかな、と。結果裏切られて、その時は容赦しない・・・というのが、大鋼がこれまでの人生で見てきた多くの作品のパターンでした。フリーザとか。逆に言えば、そういうパターンも当然頭にあっただろうに、あえて綺麗事を捨てたところに信念を感じるのも事実ですけどもね。まぁ余裕が無い現代人らしい決断だなぁ、と感じました。くどいようですが、悪くはないんですよ。

 あとは最終回。ここは逆に、凄く昭和的でしたよね。手塚治虫や石森章太郎みたいな、自然破壊への警鐘。これまで1年間、あたたかい雰囲気を見せてきたテアティーヌから発せられる「人間を浄化」という言葉。何となく感じた不安は、この作品を見た子供がいずれ大人になり、自然破壊を断固阻止!って使命にうっかり目覚めてしまった時に、「余裕の無い決断」を上の年代の人間たちに発動させない?ということです。

 サルローが「ある程度は仕方ない」と言っていたけれど、そういう考え方も良くないと思うんですよね。仕方なくなんかない。あらゆる生物が業を背負って生きているわけですよ。その業から中途半端に解放された気でいるのが、ヴィーなんとかって人々でしょ。受け入れて、まずは自分を許さないと他人にも優しくなれませんし、他人に優しくない人間は争いを生んじゃいますよね。

評価:4.28
全45話評価:3.93

SHOW BY ROCK!! STARS!!

視聴メディア:dアニメストア

 いいキャラクターを抱えているコンテンツではあるのですが、その中でのましゅましゅは、魅力はあると思うけれども、面白いストーリーを生み出せるキャラクターではないのかなぁ・・・とも思ってしまいました。ドコユビはあまり好きではないけれども、ドコユビとシンガンが絡む回が結局一番面白いというのは前作同様でした。プラズマジカも、もうちょっと活躍して欲しかったですね。見せ場のない、ただの先輩バンドで終わってしまった。

 音楽的にも、印象に残る曲が無かったのが正直なところ。最終回みんなで歌ってたのは良いシーンだなと思いましたけど、曲として好きかどうかはまた別問題。

 プラズマジカの出会いと別れを描いた1作目が素晴らしかったからこそ見続けているシリーズですが、彼女たちもまた、脇役としてストーリーを盛り上げる力は無いですよね。かわいいのは間違いないんですけれども。どうしてもネガティブな言葉ばかり出てきてしまいます。うーむ。

評価:3.58

ゆるキャン△ SEASON2

視聴メディア:dアニメストア

 伊豆キャンは流石に地味だったかなーと思いますが、なでしこのソロキャンとか、なでしこ抜きのキャンプとか、ちょっとした成長ストーリー的な意味合いもあるエピソードは良かったですね。

 ただ・・・ちょっとした癒やしアニメとしても期待していた2期でしたが、想像以上に働いてましたね!遊ぶには金がいるという現実。なかなか現実逃避はさせてくれない、優しいけれど甘くはないアニメ。そんな2期でした。ちなみに春からはドラマ2期も見ますが、ストーリーの範囲はこのアニメ2期と同じかなぁ・・・

評価:3.76

ドラゴンクエスト ダイの大冒険 (14~25話)

視聴メディア:dアニメストア

フレイザード編からバラン編のダイの記憶喪失まで。

 フレイザードは清々しい悪役ぶりでしたね。あれは嫌いになれない。奈良徹も好演していたと思います。であるが故に、あっけない決着にちょっと寂しさを感じたことも事実ではあります。今どきの1~2クールのアニメと比べたら贅沢な時間の使い方をできる作品ではありますが、それでも駆け足感を拭えないシーンというのは、どうしても出てきますよね。

 フレイザードが顔を焼いた時の会話とか、今後再登場するであろうマァムの武闘家の衣装がよく言われますが、どこかに忖度したような改変がところどころ。それは原作が悪書だと認める行為だと思うんですよね。何か確固たるポリシーに基づいた改変ではなく、単に「教育に悪い」って外圧に屈したんでしょう。「俺たちはマァムの生足やレオナの水着みたいな衣装に人生狂わされました。次の世代に同じ失敗はさせたくない」とでも言いたいのか。愚か。実に愚か。顔焼きについても、その残虐行為自体をアウトと考えたのか、男女平等をアウトと考えたのか・・・。ダメなことは「描かない」じゃなくて、作中で否定することが大事だと思うし、それを原作はやっていたのに、アニメはそこから逃げた。そういう弱腰な姿勢で描く「勇者」とは。まぁ・・・そう簡単に批判してみたものの、実際問題、制作してる人たちは判断をできる立場に無いのだと考えると、責めるのは酷かもしれません。

評価:3.66

IDOLY PRIDE

視聴メディア:ABEMA

感想を別記事にガッツリ書いたので、読んでみてください。
色々ネガティブなことも書きましたが、今期No.1アニメだったことは間違いありません。

アニメ『IDOLY PRIDE』感想

評価:4.66

八十亀ちゃんかんさつにっき 3さつめ

視聴メディア:dアニメストア

 戸松遥主演作。もともと、名古屋うんちくと、たまに出てくる他県と張り合う話がちょっと面白いくらいのアニメですが、やはりキャラが増えると余計に美味しい部分から遠ざかってしまいますね・・・。まぁこの作品でマンネリと戦うのは確かに大変だよなぁとは思います。

 あと、食に関して流石に受け入れられない回もありました。あればっかりは戸松遥が演じてようとダメなものはダメです。ええ。

評価:3.25

ホリミヤ

視聴メディア:dアニメストア

 戸松遥主演作その2。つかみは凄く良くて、今期戸松遥の芝居を一番堪能できるアニメだったのは間違いなかったと思います、ただ・・・中盤以降、堀さんと宮村の関係がある程度進みきって、話の中心が周りの人物に移っていくと、途端に辛気臭さが鼻につくようになってしまいました。それまで魅力的だった堀さんと宮村も、馴れ合う光景にあまり好感を持てなくなってしまったのが正直なところです。

 終盤でも一ついいなと思ったのは、桜を演じた近藤玲奈。アニメで声を聴くのはSAO、ハチナイに続き3度目。発声が独特で、すっきりした声質が魅力。4月にアーティストデビューもしましたが、ハチナイの初期の曲と最近の曲を聴き比べると格段に巧くなっていますし、タイアップだけでなく主演も勝ち取って、売れっ子になっていって欲しいところです。

評価:3.53

映画ヒーリングっど♥プリキュア
 ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!

上映:鯖江アレックスシネマ

 プリキュアの映画はおそらく2009年の『プリキュアオールスターズDX』以来12年ぶり2回目。わざわざ会社の午後半休とってまで映画館に足を運んだのは、プリキュア5が登場するから。プリキュア5好きだったんですよ。

 全体的には、とてもいい話だと思いました。数週間ぶりに見るプリキュアの4人は可愛かったし、カグヤと博士の関係も、エゴエゴの悪党っぷりも良かった。ゆめあーるも、東京すげぇなって思いました(爆)あと、ステージをコツコツ歩く音が凄く印象に残りました。あれ滅茶苦茶いい音してませんでした?

 そんなべた褒めできる作品ではあったのですが・・・ただ1点、プリキュア5の扱い、いくらなんでも酷すぎません?何の脈絡もなく助けに来てくれたあたりまでは良いとして、その後あっさり捕まってホルマリン漬けみたいになっちゃって・・・復活した後もドリーム以外は完全に空気でしたし、変身解いた状態ではセリフすら無かったですよね。流石にあんまりです。ヒープリとプリキュア5の交流、見たかったなぁ。それが一番の目当てだっただけに・・・最後のトロプリのカオスなミニアニメより、それを見たかったですよ。

評価:4

クール総括

 視聴予定の8作品中、7作を完走。ワンダーエッグ・プライオリティは相川奏多の初主演作ということもあり、楽しんで見たかったのですが・・・あの1話を見ちゃうと、これは見続けるのは苦痛だな・・・と思い断念しました。

MVP
 『IDOLY PRIDE』より神崎莉央。正直なことを言うと、アニメ外の評価も混じってます。贔屓目なのは認めます。アニメでは彼女の良さを出しきれなかった。逆に言えば、まだまだあんなもんじゃないという底知れ無さを持ったキャラクターです。

 アニメ放送前の『IDOLY PRIDE』プロジェクトのPVで散々煽っていたアイドル業界の過酷さやバチバチ感、それをアニメで唯一見せてくれたキャラクターでした。麻奈へのライバル心をむき出しにし、妹である琴乃には「劣化コピー」とまで言ってのける。

 NEXT VENUSグランプリの決勝で、トリエルや葵たちが何とも言えない惚れ顔でサニピ・月ストのライブを見ていましたが、莉央だけはしかめっ面で、最後にフッと笑みを浮かべていました。別記事でも書きましたが、この人、普段からキャラの頭身に合わないちょっとかわいい声のトーンで喋っていたり、周りの目に対しての油断が一切無いんですよね。

・・・麻奈を見ている時以外は。

 次点を挙げるなら、同じく『IDOLY PRIDE』の早坂芽衣。彼女についても別記事で書きましたが、ストーリーの起爆剤として大きな役割を果たしましたよね。麻奈が見えたり、星見プロの空気を明るく変えたり、月ストのデビュー曲「月下儚美」のライブでは一番美味しいシーンを持っていったりもしました。アニメ放送前には地味なキャラだなぁ・・・人気でないだろうなぁと思っていましたが、それを大きく覆してくれました。

ベスト・アニソン
 『IDOLY PRIDE』より、サニーピースが歌う挿入歌「SUNNY PEACE HARMONY」です。月ストの「月下儚美」の方が雰囲気は好きだけれど、超キャッチーで、なおかつメンバーの個性を存分に味わうことができるサニピのデビュー曲がNo.1でしょう。なお、YouTubeではさくららしい歌声で歌っていますが、アニメ6話のデビューライブでの初披露した際は若干長瀬麻奈に寄せた歌声になっています。言われなきゃ気づかないレベルだけれど、やっぱり違うんですよね。衝撃を受けたのは麻奈に寄せた歌声の方です。

 実は「song for you」と迷ったんですよね。アニメ視聴時のインパクトではSPHにも劣らないですし、サニピverはもちろん、最終回での琴乃ソロの素朴な歌唱も良かった。いずれも感動を演出していて、やっぱり名曲です。ただ、普段聴くかと言われると、聴かないんですよね。そこで差が出ました。よってこの曲が次点。

 LizNoirの「The Last Chance」「GIRI-GIRI borderless world」の2曲も素晴らしい。アニメでの2人verの方が4人verよりクールで好み。正直、上記の2曲よりも沢山聴いてるくらいです。なんせ『みつどもえ』の頃から慣れ親しんでる戸松・高垣コンビ。インパクトは耳馴染みのない人の方がある。瞬間最大風速は新人に任せておけばいいんですよ。

 LizNoirって大鋼にとっては「自分好みの音楽をやってくれるスフィア」なんですよ。スフィアを長いこと見てる割に好きな曲は数えるほどしか無いのですが、LizNoirは百発百中。いや、三発三中。まぁ一番好きなのはアニメでほぼ出てこなかったに等しい「Shock out, Dance!!」なのですが・・・

ベスト・アクター
 『IDOLY PRIDE』で早坂芽衣を演じた日向もかです。芽衣をとことん元気に演じてくれました。序盤の空気を一変させたのは、あの声での素直な芝居に依るところもあったと思います。もっとも、アニメ放送前のインタビュー動画などでは、正直ジブリレベルだと思っていました。その頃と比べると格段に成長しましたが、まだ唸らせるような芝居をするわけではありません。ただ・・・この人の声は滅茶苦茶聴き取りやすい。それから、本人映像を見ていてもエンターテイナー気質をバリバリに感じますね。人を楽しませたいタイプの人は伸びます。もっと場数を踏んで色んな役を演じれば、とてもいい役者になるはず。多少贔屓目に見たくなるぐらいのポテンシャルはありますよ。あとは、頑張って他のアニメの仕事勝ち取って欲しいな。

 次点には菅野真衣を挙げておきましょう。凄いなと思ったのは、歌唱力に説得力があるんですよ。いくら川咲さくらを作中で大物扱いしたところで、芝居と歌が平凡だったら、視聴者はそのアニメ全体を生暖かい目でしかみれないでしょう。プレッシャーも相当あったろうに、しっかり務めきった。立派ですよ。まぁ麻奈と歌声が似てるという設定は流石に無茶だと思いましたが、あの声質であの歌唱力を出せるというのはとんでもない武器です。近い将来ブレイクするでしょうね。

 長瀬麻奈を演じた神田沙也加も、ちょっとくどい感じの口調が印象的でした。それから・・・『ダイの大冒険』でフレイザードを演じた奈良徹!素晴らしい悪役っぷりでしたね。演じてて楽しかっただろうな・・・。

あとがき

 今更書くまでもなく『IDOLY PRIDE』一色の3ヶ月でした。わざわざ別記事で長々と、ネガティブなことも交えて書きましたが、毎週日曜夜が楽しみでしょうがなかったのが実際のところです。「デキに不満がある」は「つまらない」ではないということ。ゲーム版のリリースも滅茶苦茶楽しみ。ただまぁ、メジャーセカンドやニジガクみたいなべた褒めできる凄さというのはなくて、どちらかと言えばウザメイドやハチナイと同じで「世間からの評価はアレだろうけど僕は好きだぞ!」と言いたくなるタイプの作品でしたね。夢中になるのはだいたい後者です。

 世間的にはウマ娘2期一色だったでしょうか。1期を見ていなかったのでパスしましたが、Twitterでよく話題が流れてくるので気になって、1期から後追いで見てるとこです。リアルタイムで見てたらアイプラ一強のクールとはならなかったかな・・・と思いますが、GF(♪)とデレステの時以来、またしてもQualiArtsが満を持して出してきたコンテンツに時期を合わせてくる天下のCygamesは本当エゲツないですね。同じCAグループの小さな会社に何の恨みがあるというのか。

 来期は『ゆるキャン△2』のドラマ含め、6作品視聴予定。今期からの継続は『ダイの大冒険』の1本だけ。ここ3年間プリキュアを見続けてきましたが、トロプリは見ません。大本命と言えるほど気になる作品もなく、ちょっと落ち着いて気楽に見れるかな・・・

   
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