DAIMONZI-X

声優/アニソンレビュー&CDデータ語り  

DAIMONZI-Xアニソン年間大賞2018

2022年01月04日 11:53 更新                  
カテゴリ: [アニソンレビュー][2010’s作品]

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目次

  1. ノミネート作品リスト
  2. 新人賞
  3. 優秀賞
  4. DAIMONZI-Xアニソン年間大賞 (今ここ)
  5. あとがき

DAIMONZI-Xアニソン年間大賞

大鋼が選んだ2018年No.1アニソンはお前だ!

戸松遥
オレンジレボリューション

戸松遥4thアルバム「COLORFUL GIFT」より。

 あまりに陽気で、大胆不敵で、天真爛漫。とことん、徹底的に。思い出したのは2010年の6thシングル「渚のSHOOTING STAR」。あの時の少女が8年経ったらこういう大人になるのかな・・・なんて、彼女が売出し中の若手だった頃から見ている人間としては、そういう感慨もあります。見た目は年相応に変化しているけれど、中身は変わってないどころか年齢を重ねた分だけ、更にやりたい放題になっていますよね。

 MVはフィクションなんだけれど、ラジオ等を通して見ることができる戸松遥というキャラクターも同様なんですよね。なぞなぞ平民になってラジオの構成作家にブーブー言ったり、リアルイベントや生放送の企画で若手声優に大人気なく勝ちにいったりというのは、実績を積んだ彼女ならではの光景で、若手の頃と決して同じではない。同じではないけど「変わらないなぁ」と思わせてくれる。素で生きている結果なのか、それとも「変わらないために変わっている」のか・・・

 少し自分語りになりますが、大鋼にとって、彼女が「変わらない」ということは特別な意味を持ちます。

 大鋼に「推し」はいません。ただ、『みつどもえ』以降、自分にとっての最高のエンターテイナーが、結果的に戸松遥であり続けています。瞬間最大風速で「この人いいな!」と思うことはあるけれど・・・2016年に知った遠藤ゆりかは「死ぬわけじゃないから」と言い、この年引退しました。だいぶショックだったんですよ。

 遠藤ゆりかの引退から2ヶ月、Zepp Tokyoで開催された戸松遥のライブに足を運びました。そこで彼女は「一生表現者でありたい」と言いました。遠藤ゆりかの引退ロス状態だった自分に、やたらと刺さったんですよね。本人的には、翌年結婚を発表することを決めていたから出た言葉だったのでしょうが、大鋼的には、帰ってくる場所に気付いた言葉だったし、安心感を覚えさせる言葉でした。でもやっぱり「推し」ではありません。結婚発表ショックじゃなかったもん(爆)

 その後、この年の秋からドハマりした沼倉愛美の音楽活動は、2020年にあっさりと終わりを迎えました。これを書いている2021年末には、神田沙也加はこの世を去りました。「続ける」ということは簡単ではないし、本人の意志だけでも他人の意志だけでも、どうにもならない。戸松遥も、声優業では相変わらず素晴らしい活躍を続けているけれども、音楽活動ペースは流石に落ち着いてきました。先の言葉は、ここにもかかっていたと思います。でも、続きはある。戸松遥は辞めない。

 ・・・といった感じで、大鋼にとって2018年の戸松遥のライブは特別な思い出だったのですが、あの日のクライマックスは紛れもなくこの曲でした。サビの終わりのヒザ蹴りが楽しかったなぁ。その後、2019年末のMusic Rainbow 06でもこの曲を歌ってくれました。「motto☆派手にね!」や「Q&Aリサイタル」などのヒット曲を差し置いて、この曲を豊崎愛生・halcaとの共同ライブの場でやったということは、自分にとっての定番曲の一つにしたい、という思いもあったんじゃないでしょうか。

 結婚前の、アイドル声優・戸松遥の集大成という位置づけではあると思うけれど、結婚しようと、母になろうと、彼女は変わる様子はなさそう。ずっとこの曲が似合う人でいてくれる。それは嬉しいことです。

リリース当時の記事はこちら。
声優アーティスト10年目の戸松遥と、第1期Roseliaのラスト。2018/05/02頃発売のアニソンCD新譜
当時のライブレポートもよかったら。
戸松遥 5th Live tour 2018 ~COLORFUL GIFT to YOU~ Zepp Tokyo (2018/08/19) レポート

あとがき

 この年間大賞、2019年から書き始めましたが、ぼちぼち過去も振り返っていこうということで2018年版を書きました。いかがだったでしょうか。

 2018年は、大半は遠藤ゆりか引退ロスの期間でした。ロスって、もちろん早く解消されるのが望ましいですけど、すんなり他のコンテンツにハマってしまうのは不義理というか、大事な思い出を否定してしまうような背徳感がありますよね。その点で、ずーっと前から楽しませてもらっている戸松遥や、デビュー当時から気にかけていた沼倉愛美の音楽を楽しむというのは、ある意味原点回帰だったから、自分は心移りの苦を味わわずに済みました。

 前作からプレイしていた『プリコネR』がリリースされたのもこの年。主題歌が素晴らしい割にあまり好みのキャラソンは多くない作品ですが、優秀賞に挙げた2曲は特別素晴らしかったです。『GF(仮)』『オルガル』に加えてスマホゲームを3つもやることになり、日常が趣味に圧迫されてる感もあったなぁ・・・(2020年にはハチナイも加わり、プリコネRは2021年のアイプラ開始に伴い引退することになります)

 あまり話題になったアニソンが無かったかなぁ・・・とも。『ポプテピピック』も内容こそ話題になりましたが、上坂すみれの主題歌がブームになったかと言えば、残念ながらそうでもなく。そうそう、『ウマ娘』のアニメ1期が放送された年でもあります。「うまぴょい伝説」なんて2016年から存在している楽曲ですが、当時は話題になりませんでしたね。

 ・・・ということで、どうしてもこの年は自分語り抜きには音楽を語れませんでした。色々な意味で自分のとってのターニングポイントとなる年だったので、ご容赦いただければと思います。

   

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