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声優/アニソンレビュー&CDデータ語り

作画崩壊し続けた『ハチナイ』の最終回は世界でいちばん熱かった。2019年春アニメ視聴録(感想編)

2019年07月27日 23:08 更新                  
カテゴリ: [アニメレビュー]

視聴アニメリスト

  1. ぼくたちは勉強ができない
  2. なんでここに先生が!?
  3. 八十亀ちゃんかんさつにっき
  4. 八月のシンデレラナイン
  5. 盾の勇者の成り上がり (13~25話)
  6. みるタイツ

視聴断念

  1. みだらな青ちゃんは勉強ができない

クール総括

  1. 各話評価
  2. MVP
  3. ベスト・アニソン
  4. ベスト・アクター

ぼくたちは勉強ができない

視聴メディア:dアニメストア

 緒方のつり目可愛いなぐらいの感覚で見始めた作品でしたが、蓋を開けてみれば、ひたすらうるかが可愛い作品でした。ストーリーもうるか絡みの時が一番良かった。つくづく自分はチョロいヒロインに弱い(爆)まぁ真冬先生の話も良かったですけどね。

 中盤以降ずっと面白かったけれども、最後の最後に恋愛感情の薄い文乃の話というのは、ちょっとスッキリしませんでした。まぁ2期があるからこそでしょうし、そこから文乃が逆転する展開になっていくとしても、展開自体にはケチをつけるつもりはありませんけどもね。ただ、うるかとの関係を温めるだけ温めておいて、その最終回は無いだろうとは思いました。

 その最終回で一つだけ「おっ」と思ったところがあって、病床の文乃の母が「星のきれいな夜には、きっと見つけてちょうだいね」って言ってたあの展開、まんま『ウザメイド』でもあったんですよね。「もうすぐママは星になる。こぐま座の近くの星になるわ。そうしたら、ママを探してね」・・・と。どっちも娘は白石晴香。文乃の声を初めて聴いた時は、あのミーシャの人がこういう落ち着いた声も出すのか・・・と思っていましたが、テンションが高いとミーシャ化しますよね(爆)今後が楽しみな声優なのは確かです。

評価:3.76

なんでここに先生が!?

視聴メディア:dアニメストア

 最初はなんてくだらないアニメなんだろうと思いましたし、最後まで滅茶苦茶なご都合展開を続けましたけど、それこそがこの作品の面白さなんですよね。絵も好きですし、各先生もかわいかったし、生徒もそれぞれいいキャラしていました。

 ちなみに、「もっとたゆたゆver」を視聴していましたが、結局隠すところを隠してるんですよね。通常verと変わんないんじゃ・・・と思って見てみたら、こっちは画面ほとんど何も見えないんですよね(爆)まぁ見える見えないよりもシチュエーションが大事だとは思うものの、半端をするくらいなら年齢制限かけちまえよって思うんですよね。原作とアニメ、どちらもゾーニング対象ではないのに、何故アニメでだけ隠すのか。センシティブという点以上に、表現が窮屈過ぎて楽しめるレベルに無いという点で、TVで放送すべきアニメでは無いでしょう。だったら配信限定にして、年齢制限かけてやりたい放題やればいいんですよ。声優だって堂々と出演すればいい。絵が見える見えないの違いだけなんだから、芝居は変わりませんからね。

評価:3.41

八十亀ちゃんかんさつにっき

視聴メディア:dアニメストア

 ショートアニメって、放送開始しないと何分やるのか判らないんですよね。まさかの3分半!そしてdアニメストアスペシャルVerでは実写パートが!・・・流石に声優が出てるパート以外はほとんど見る気はしませんでしたけども(爆)

 戸松遥がヒロインということで注目した作品ですが、小松未可子も好きだし、若井友希もプリパラ3年間見てて気にかけていたんですよ。ただ、キャラクターの面白みという点では只草とやん菜はあまりパッとしなかったのが正直なところかなぁ・・・3分半じゃなかったらまた違っていたのかもしれません。基本的には、八十亀ちゃんの名古屋ネタと陣界斗のツッコミがあれば成立する作品であり、そこが一番面白いところなんですよね。だから1話と2話はかなり面白かったけれども、以降はインパクトのある話は少なかったです。スガキヤ回と最終回は良かったけれども(爆)

 本編とは関係ありませんが・・・実写パートでの若井友希のインタビューでどうしても気になったのですが、「motto☆派手にね!」はキャラソンっぽいしOP映像はああだけど、キャラソンじゃないですよね。まぁ、当の戸松遥本人はどっちでもいいって言いそうかなぁ・・・(爆)

評価:3.33

八月のシンデレラナイン

視聴メディア:dアニメストア

 それはもう・・・作画は酷かったんです。キラキラしたキャラクターデザインに見合うレベルなどでは到底無く、動きがカクカクだったシーンも沢山ありました。この春いちばんの期待作だっただけに、ガッカリしたことは事実です。崩壊した作画を見るのも面白かったと言えば面白かったですが、そういう楽しみ方をしたかったわけではないですからね。

 それでも2019年春、いちばん好きだったアニメは何かと聴かれれば「ハチナイだ」と即答するでしょう。とりわけ最終回が素晴らしかったのです。

 スポーツのレギュラー争いというのは、否が応でも残酷な結果になる。地道に努力を続けていた智恵は無論のこと、どう考えても他メンバーとは実力に差があった茜にも報われて欲しいと思いつつも、「このアニメなら、このまま出番無く、残酷なまま終わってしまうかもしれない・・・」と思っていましたが、2人のレベルに応じた苦悩を描いてくれたし、レベルに応じた報われ方を最終回で見せてくれました。なんで茜が交替出場したのかはテキトーにはぐらかされた気もしますけど、いいんですそんなことは(爆)

 あの挿入歌「世界でいちばん熱い夏」の使い方は見事でしたね。原曲を知らなくてオリジナルだと思って聴いていましたが、調べてみるとEDの「どんなときも。」同様の懐メロ。プリンセス プリンセスは名前だけは知っていますが、当時は小さかったので曲は知らなかったんですよね。音源は3年も前から公開されていて、そもそもゲーム版の主題歌なんですね。これはゲーム版やってた人は余計に感慨深かったんだろうなぁ・・・

 あの挿入歌のトリガーとなったのは麻里安の「眩しい・・・」の一言でした。そう、眩しい。青春の眩しさですよ。11人の青春。(先生も加えてあげたいけれど、部昇格における先生の奮闘はあれはあれで彼女自身の独立した青春だと思います)研究会発足からこぎつけた青春の集大成の試合の、更なる集大成を挿入歌に乗せて流した。視点は彼女たちの内面を離れ、視聴者を含めたギャラリーのものとなった・・・。それは自然なことです。だって、眩しいんだもん。その眩しさに惹かれ、ぞろぞろと新入部員が入っていくこともまた自然なことですが、これがストーリー上の通過点でなくて良かったと思っています。良くも悪くもこのアニメに2期は無いでしょう。しっかりと11人の一度きりの夏を完結させてくれました。

 劇中歌でない挿入歌にグッときたのは・・・パッと思いつくのは2012年の『夏色キセキ』でしょうか。あれも夏の青春アニメでした。夏は挿入歌が映える季節なのかもしれませんね。

 一番好きだったキャラは倉敷先輩。当初は遠藤ゆりかが演じていたキャラということで特別視していたことも事実ですが、この作画崩壊連発アニメの中にあって、彼女のアップシーンは何故かほとんど良作画だったんですよね。キャラデザは素晴らしいが故に、作画が万全なら常時見惚れてしまうレベルだったと思います。そういう意味ではのめり込み過ぎなくて、かえって良かったのかもしれません・・・。

このレベルの作画、他のキャラではあんまり無かったですよね。倉敷舞子/八月のシンデレラナイン最終話

評価:4.00

盾の勇者の成り上がり (13~25話)

視聴メディア:dアニメストア

 前クール4話がピーク・・・その予想は当たってしまいました。決定的に勿体無いのは、他の3勇者を小物として定着させてしまったことでしょうか。教皇戦なんて思いっきり熱い展開にすることもできたのに・・・それまでの展開を考えれば、まぁそう許せるものではないにしても、その前にフィトリアとの会話もありましたし、やっぱり四聖勇者が揃って戦う!っていう期待を煽っていたから、そりゃ欲求不満にもなります。ストーリー上、尚文が報われる必要はあるにせよ、それを中盤に入れてしまったが故に、女王の態度、クズやビッチの扱い・・・作品の空気が、平凡な異世界モノのそれになってしまった。「成り上がり」が面白かったのに、成り上がってしまったらこうなってしまうのか・・・と。

 まぁ最初にネガティブなことを書きましたが、平均点で言えばやっぱり優秀なアニメでしたよ。とりわけ、やっぱりラフタリアはいいヒロインでしたよね。このクールではたびたび「尚文が帰ってしまう」ことを気にかけていて、最終回でそれが弾けた。ああいう感情の爆発には心を揺さぶられます。

評価:4.07
評価(全25話):4.20

みるタイツ

視聴メディア:dアニメストア

 タイツを見るアニメ以外の何物でも無かった、ですね。それ以上も以下も無かった。印象に残った回を挙げるとすれば・・・先生回、あれはアウトですよね。センシティブ的な意味で(爆)その次の足ツボ回は「それっぽい」だけですが、先生回と、バレンタイン回はねぇ・・・いや、よくやった、とは思いますけど(爆)

評価:3.00

クール総括

2019年春アニメ各話評価

 視聴予定の7作品中、6作を完走。この記事の公開が遅くなったのはクール無視で配信された『みるタイツ』のせいです(爆)まぁ思えば、アニメ放送に規則性があるのが当たり前になってますけど、昔はそうじゃなかったんですよね。いい時代です。今どき打ち切りなんてありませんもんね。

 昔と言えばせっかく視聴本数が少なかったので、上記の他にdアニメストアで1985年のTVアニメ『ダーティペア』全26話を視聴していました。オタク向けのガールズアクションアニメのハシリとも言える作品ですが、やっぱりあの時代のメカが醸し出す空気が好きなんですよね。今となってはローテクなコンピュータ。解像度の低いモニタ、よくわかんないキーボードパネル・・・スチームパンクみたいに、ああいうのが一つのジャンルとなって復活してくれないかなぁ。

 話を戻しましょう(爆)得点では突出した作品はありませんでしたが、アベレージ4超えの『盾の勇者の成り上がり』、『八月のシンデレラナイン』は良い作品でした。それぞれ惜しいところはありましたが、印象に残る作品だったと思います。ただまぁ、自分の中でハチナイと盾の勇者では視聴時の温度に差がありました。面白さの平均点は盾の勇者、好きだったのはハチナイでしたね。

MVP
 『八月のシンデレラナイン』の倉敷舞子。正直、活躍度で言えば全然なのですが・・・魅力的だったキャラクターを1人選べと言われたら彼女。上でも書いたように、キャラデザと作画が優秀だったのもありますし、投手ということで絵になるカットも多かったですし、初登場回がいい話だったのもありますが・・・やっぱり基本的にはあのテのクールキャラが好きなんですよね。その点で言えばタイプの近い東雲龍も好きでした。近藤玲奈の独特な芝居も良かった。『ぼく勉』のうるかも良かったし、『盾の勇者』のラフタリアも前クールならあるいは選んでいたかもしれませんけどね。ああ、あと『みるタイツ』のユイコ先生もインパクトの強いキャラでしたね(爆)

ベスト・アニソン
 『八月のシンデレラナイン』最終回の挿入歌、西田望見、南早紀、近藤玲奈、井上ほの花の「世界でいちばん熱い夏」。ああいう風に使われてしまうと・・・もう選ばない訳にはいかないでしょう。アニメソング、かくあるべきと言っていい。別に、詞は「ハチナイ」に全然被っていないんですよ。セスナは飛ばないし、ダーリンもアニメには出てこない(爆)原曲も聴いてみて思ったのですが、ピアノの利いたアレンジが素晴らしいですよね。それにうますぎない歌唱。この2つが要因となって、メチャクチャ青春っぽい歌になっているんです。無論、前提として原曲の良さがあることは言うまでもありません。

 主題歌で言えば『なんでここに先生が!?』のED「りんご色メモリーズ」。どのバージョンも良かったけれど、特に9話で使われた後藤邑子verと石上静香verのMIXverが素晴らしかったです。

 ちなみに「世界でいちばん熱い夏」は2018年11月からDL配信されています。8月にリリースされるカバーミニアルバムには収録されないので注意。

ベスト・アクター
 該当者無し・・・にしたいくらい選ぶのが難しい(爆)印象に残った、という点では河北智恵を演じた井上ほの花は凄くいい声をしていたけれど・・・正直、金元寿子にインスパイアされ過ぎてはいないか?と思ったのも事実です。他にも『ハチナイ』はキャラが多い中でポツポツ印象に残った声優がいますね。上述した近藤玲奈も良かったし、花守ゆみりも相変わらず素晴らしかった。中村繪里子も、まだ未熟な部分のある先生役を好演していました。

 『なんここ』の先生陣も良かったですよね。石上静香は大好きなんですけど、先生の中では1人だけ性格がアレでしたよね(爆)あとは、八十亀ちゃんの戸松遥でしょうか。3分アニメで印象に残るあたりは流石です。

 うん・・・花守ゆみりに決定。あのボソボソ喋りと、とろけるような声を両立。花守ゆみり自身は、役者としても本人のキャラ的にもモデルチェンジをしつつあるようにも思えますが、そうなると茜みたいなキャラは貴重になっていきますよね。大鋼の中ではすっかり実力派声優の部類ですが、だからこそああいうキャラを演じ続けて欲しいな、と思っています。まぁ主演作の『ゆるキャン△』がヒットして、2期や映画の制作がきまっているくらいなので、あんまり心配する必要はないかもしれませんけども。

あとがき

 今期は視聴作品数がいつもより少なく、未視聴アニメの消化に追われることもなく落ち着いて視聴することができましたが、夏アニメは打って変わって視聴予定作品が滅茶苦茶多いのですが、本数が多い分良作が多いといいな・・・

過去のアニメ視聴録(出走編/感想編)

[2019年]
ママァァァァァァァッ!!!2019年夏アニメ視聴録(出走編)
ハチナイが唯一の希望。2019年春アニメ視聴録(出走編)
みゃー姉にベジータに・・・声優は大事だよ。2019年冬アニメ視聴録(感想編)
[2018年]
至高のギャグアニメ『うちのメイドがウザすぎる!』に敬礼を。2018年秋アニメ視聴録(感想編)
敢えて『サークレット・プリンセス』に期待してみる。2019年冬アニメ視聴録(出走編)
アリシゼーションは4クールアニメ!2018年秋アニメ視聴録(出走編)
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落ち着いた夏になるか・・・?2018年夏アニメ視聴録(出走編)
クライマックスでのオマージュは野心の放棄。2018年春アニメ視聴録(感想編)
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大豊作の冬。百合だ将棋だ戦争だ。2018年冬アニメ視聴録(感想編)
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[2017年]
こういう最終回は勘弁して欲しい・・・2017年秋アニメ視聴録(感想編)
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